妊娠や出産をした女性がスムーズに職場復帰する方法

2020.11.30

子育てと仕事の両立が難しい女性に向けてのアドバイス

出産しても今まで通り働きづけるためには

妊娠や出産によって一時的に職場を離れる方で、職場復帰することに不安を感じている方は多いかと思います。「本当に戻れるのだろうか」「戻って以前と同じように働くことができるのか」など悩みは尽きません。ここでは職場復帰をスムーズにできる方法について紹介していきます。一時的に職場を離れている今、きちんと情報を入手してスムーズに職場復帰できるようにしましょう。

子供の預け先情報の入手

復帰をするにあたり、子供の預け先情報を入手するということは非常に大切です。まず、子供を預ける先にはどのような場所があるのでしょうか?代表的な預け先といえば、保育園があります。保育園によって預かる時間や条件が違うということを知っておきましょう。例えば、一般的な保育園の場合は子供が熱を出した時などは、預かることができませんが、病児保育では預かることができます。また、預かる時間も保育園によって大きく異なりますので、残業がある場合は長時間預かってくれる保育園を探すようにしましょう。また、子供を預かってくれるファミリーサポートやベビーシッターなどの民間の預かり機関もありますので、インターネットや自治体に問い合わせをして調べておくことをお勧めします。

仕事復帰後のトラブルや困りごと

仕事復帰後によくあることとしては、子供の体調不良などで預かり先に預けることができずに、仕事を休んでしまうことです。また、仕事中でも保育園などから呼び出しがあり、迎えに行かなければならないこともあります。さらに家庭では育児と家事の両方をこなさないとならないので、体力的にも精神的にも追い詰められてしまうこともあります。それによって仕事で失敗が多くなり、さらに仕事にも負担がかかってしまうケースも少なくはありません。しかし、これらは対策を事前にとっておくことによってある程度予防ができますので、よくある困りごとやトラブルを知っておきましょう。

働くママの話を聞いてみる

復帰前だとなかなかイメージがわかない復帰後の働き方ですが、実際に育児や出産から仕事復帰した方の話を聞いてみるとよいでしょう。特に同じ職場で働いている方の情報はお勧めです。仕事復帰に際して、どこまで会社が協力をしてくれるのか、実体験としての話を聞くことができます。また、同じ職場以外でも自分と似たような境遇の方から話を聞くこともお勧めです。例えば、実家が近くにある方、遠くにある方、友人関係が似ている方など、自分と似たような境遇の方の実体験は、参考になりますので是非話を聞いてみましょう。

仕事と子育ての両方を楽しむコツとは

仕事も子育ても大変だと思うと、気も使いますし、自然と疲れてくることになります。しかし、反対に仕事も子育ても楽しいと思うことができれば、多少の困難も乗り切ることができます。仕事も子育ても楽しむには、どのようなポイントがあるのでしょうか?

職場の人の協力を得ること

復帰後は様々なトラブルがつきものです。そのため、できるだけ職場の方の協力を得られるようにしておきましょう。仕事で何かあった際にフォローしてくれるのは上司や同僚です。
しかし、自分が求めるだけだと協力を得るのが難しいです。助けてもらいたいのであれば、まずは相手のことをフォローするような働き方をしておくことをお勧めします。
復帰直後はあまり大きな仕事を任せてもらえないことが多いです。反対にいうとその状況が周りとの信頼関係を築くためのチャンスであるといえます。周りのフォローをしっかりと行って、何かあったときに助けてもらえるような信頼関係を築いておきましょう。

ママが働いている子供はかわいそうと思わないこと

働いていると様々な思いが頭をめぐります。例えば、仕事から帰ってきて子供が一人でゲームをしている姿を見て「私が働いているから子供は一人でかわいそうだ」と思ってしまう場合もあります。また他の家庭と比べて自分の子供がかわいそうだと思うこともあるでしょう。しかし、それを思ってしまうと、子育ても仕事も楽しくできません。働きながら子育てをしている母親は本当に素晴らしく、誇らしい人です。子供は案外一人でも楽しく過ごしていることも多いですし、普段なかなか関われないのであれば、その分休日にたくさん関わってあげましょう。とにかく、子供がかわいそうだと思ってしまうと全てのモチベーションが下がってしまうことを覚えておきましょう。

できないことは人にお願いする勇気を持つこと

復帰前は仕事をバリバリやっていた方に多い悩みです。復帰後は小さい子供もいますので、以前のようにバリバリと仕事をすることは難しいでしょう。仕事をしたいのにできない、周りに迷惑をかけるのは申し訳ないと思ってしまうと、仕事に行くことが嫌になる可能性もあります。できないことはできないと思わないといけません。しかし、できないからやらないのではなく、できないから誰かに頼るという癖をつけておくと良いでしょう。子育てをしながらの仕事は時間の制限がありますので、ある程度は人に任せないといけません。
これは仕事に限らず子育てについても同様です。子育てを誰かに頼るのは気が引けると思いがちですが、問題ありません。注意すべきこととしては、頼りっぱなしにならないことです。相手が困っているのであれば、自分から積極的に声をかけて、相手の頼み事を聞くことも大切です。

職場復帰が不安な女性に向けて

まずは自分がなぜ職場復帰をしたいのか考えましょう。それは職場のためでもあるし、家族のためでもあるはずです。働きながら子育てをするのは本当に大変だと思いますが、それは本当に立派なことであり、誇れるものです。また、働きながら子育てをすることによって得られるものもあります。それは、資金的な余裕です。子供が大きくなってもお金はかかりますし、夫婦の老後の資金もあります。何かあったときお金がなければ苦労はしますが、お金があればある程度のことは解決します。将来楽になるために今苦労をしておくことも大事であるといえます。あなたが思っている以上に周りは助けてくれるので、勇気を出して復帰の一歩を踏み出しましょう。