女性は仕事と子育ての両立が難しいと思う方へ、働き続けるための支援とは

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仕事と子育ての両立が難しい

仕事をしている女性の現状

ここでは、実際に子育てと仕事をしている女性の現状を解説していきます。現状、女性の就業率は約6割で、半分以上の方が仕事をしているということになり、そのうち約42%が正社員、残り58%がパートで働いているというデータが出ています。

女性の年齢階級別労働力率のデータから言えること

女性の年齢階級別労働力率の推移

出典元『内閣府男女共同参画局』女性の年齢階級別労働力率の推移

 

女性の年齢階級別労働力率のデータから言えることは昭和50年~60年代と平成に入ってからの女性の働き方を比べると15歳~19歳で働いている方はほぼ同じなのですが、25歳~39歳までの女性の働き方には随分大きな差があります。昔は男性社会と言われていたように、結婚したら男性は仕事、女性は家事と子育てという根強いイメージがあったのですが、現在はそのような考え方では逆に古いと言われており、女性であっても男性と同じように働く方は増えています。そして、昔であれば定年退職で60歳になったら退職するという考えが大きかったのですが、現在は体が元気なうちは働きたいという女性が多く、体が続く限り働くという女性が増えています。

仕事と子育ての両立は難しい?

仕事と子育てを両立していると聞くと「大変だな」と一番に思うでしょう。結婚をしても子供がいなければ今までと変わらず働けますが、子供ができたら働くのは無理と考えている方も多いかと思います。では、なぜそう思うのでしょうか?実際に仕事と子育てを両立させている女性はたくさんいますし、世の中が漠然とそのようなイメージを作り出している可能性があるかもしれませんね。

世の中が抱く漠然とした大変感

子供がいない方の多くは「仕事と子育ては無理」と思っているようで、体験したことがないのになぜそのような大変感を抱くことになるのかを解説していきます。なぜそのようなイメージを抱くのかという一つの理由に自分の出産後の想像をしてしまうことがあげられます。それは、周囲から聞く話に影響されることも多いでしょうが、今まで一人だった生活から子供が一人増えることですごく大変というイメージが根強く残っているからと考えられます。しかし、一方では、そんなイメージにとらわれることもなく、自分らしく仕事も子育ても両立させている女性は沢山いるので、世の中のイメージに流されてしまっているということが一番大きいかもしれません。

子供との生活で消極的な諦め

子供が生まれると今までの生活と同じというわけにはいきません。子供が中心の生活に変わり何をするにも子供優先になるので、女性にとってこれだけ子供に時間をとられるのだからそこに仕事を入れるということは不可能と消極的な考えになってしまい働くことを諦めてしまうことが多いようです。「一日が子供の世話で終わってしまう」「思うように家事が進まない」などやり方一つでそこを克服できるのですが、どうしても大変さが勝ってしまい、働くことに対し消極的になってしまいます。そうすると、「仕事と子育ての両立は大変で難しい」という考え方に変わっていくという訳ですね。しかし、今は働いている女性に強い味方となる色んな制度があります。その制度をうまく活用することで働き続けることができるようになるでしょう。そんな制度については次の項目で詳しく解説していきます。

女性が働き続けるための制度

では、最後に女性が仕事と子育てを両立しながら働き続けるための制度にはどのようなものがあるのかをご紹介していきましょう。女性が働き続けるための制度には以下のようなものがあります。

育児休業制度

育児休業制度とは育児のために仕事を休める制度で、子供が1歳に満たない場合、会社に申し出ることで仕事を休むことができます。期間は原則として子供の1歳の誕生日の前日までと決まっていますが、両親が共に育児休業制度を利用する場合は、子供が1歳2か月になる日まで延長することもできます。仕事に復帰するまでに子供を預ける場所を探す必要があるのですが、見つからない場合は、最長2年まで延長できるようになりました。

短時間勤務制度

短時間勤務制度とは、3歳未満の子供を育てている従業員が希望すれば利用できる制度で、1日の所定労働時間を6時間にできます。期間は子供が3歳になるまでとなっており、それまでは6時間だけではなく5時間でも7時間でも自分に合った働き方を選択することができますので、希望される方は会社と相談してみましょう。

所定外労働の制限

所定外労働の制限とは簡単に言うと残業が免除される制度で、3歳未満の子供を育てる従業員が対象となっています。

上記以外にも、会社によって独自の支援制度を設けている場合がありますので、これから働こうと思っている方はその会社にどのような制度があるのかを予め確認することをおすすめします。

 

 

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